変数

変数とは

変数とはプログラム内で何度も使うであろう値を入れておく箱のようなものです。変数内の値は変数名を記述することで何度も使用することができます。また変数内の値をいつでも変更することができます。

記述方法

var 変数名;
↓ ↓ ↓
var num1 = 100;

識別子の命名規則

  • 識別子

    識別子とは変数名やプロパティ名、関数名、オブジェクト名のことをいいます。変数名は命名規則に則っていれば好きにつけて構いません。

    1. 1文字目 半角英数「_」「$」(数字はNG)
    2. 2文字目以降は数字も可能
    3. -(ハイフン)は使えない
    4. 大文字・小文字は別物
    5. 途中に半角スペースは使えない
    6. 予約語は使用できない

識別子の命名規則

  • 変数名をつけるとききをつけること

    1. 中身を想像できる
    2. 長い・短い
    3. まぎらわしくない
    4. 英単語で名前をつける
    5. 記法を統一
  • 名前のつけかた

    1. camelCase記法(キャメルケース)

      「userName」

    2. アンダースコア記法

      「user_name」

    3. Pascal

      「UserName」 ×変数名には使用しない

var movie; ← 変数を宣言する
※映画変数に好きな映画の名前を代入して
※コンソールに出力してみる
movie = 'ターミネーター'; ← 値を代入
console.log(movie);

変数がどの場所に宣言があっても上に巻き上げられる
プログラムを実装する前に全部上に巻き上げられる
※宣言だけ巻き上げられる(ホイスティング)
※代入はその場で行われる

変数内に値が入っていない:undefined

作成した変数に値が入っていない状態で変数内を参照すると「undefined」が返ってきます。「undefined」が表示されたら変数内に値が入っていないので値を入れてあげましょう。

変数に値を入れる:代入

変数名=値;

代入演算子「=」で変数に値を入れることができます。
JavaScriptの「=」は「左辺と右辺が等しい」ではなく「右辺の値を左辺に代入する」という意味を持ちます。

  1. 変数内の値を変更する:代入

    値の入っている変数に値を代入すると変数内の値を変更することができます。 代入によって値を変更すると元の値はなくなってしまいます。

  2. 変数作成時に値を入れる:変数に初期値を入れる

    変数作成時に値を代入します。変数作成時に入れた値のことを「初期値」と呼びます。

  3. 変数を複数同時に作成:複数変数の宣言

    var num1, num2, num3;
    num1 = 100;
    num2 = 200;
    num3 = 300;
    console.log('1回目の出力');
    console.log(num1);
    console.log(num2);
    console.log(num3);

    コンソール出力内容
    1回目の出力
    100
    200
    300

    「var」の後に変数名をカンマ区切りで記述し、変数を複数同時に作成します。
    var num1, num2, num3;
    変数を先頭でまとめて作成すると必要な値が一目でわかります。

変数:よくあるミス①

作成していない変数を使用するとエラーが表示される。
※作成していない変数を使用してエラーが出た場合はその行で処理が止まり、次以降の処理は実行されません。

変数:よくあるミス②

参照時点で作成されていないが後で作成されている変数の扱い。

var num1 = 100;
console.log('1回目の出力');
console.log(num1);
console.log(num2);
console.log(num3);
var num2 = 200;
var num3 = 300;
console.log('2回目の出力');
console.log(num1);
console.log(num2);
console.log(num3);

コンソール出力内容
1回目の出力
100
undefined
undefined
2回目の出力
100
200
300

【ステップアップ】

テキストボックスに文字を入力してボタンをクリックすると、ブラウザの「console」に表示されるスクリプトを確認してみよう!

onclick属性:クリック時にJavaScriptの処理を実行する

<対象要素 onclick="実行する処理内容">

onclick属性はJavaScript用に用意された属性でhtmlタグに記述します。 対象要素がクリックされた時に属性値に記述した内容が実行されます。

<input type="button" value="メッセージ表示" onclick="displayMessage();">

※上記は対象のボタンがクリックされた時に「displayMessage」関数を呼び出します。

ID属性で指定したテキストボックスの入力を取得

document.getElementById('対象要素のID名').value;()内に文字列で対象要素のID名を記述して対象のテキストボックスを指定します。

var message1 = document.getElementById('message1').value;

※上記はID名「message1」のテキストボックスの入力値を変数名「message1」へ代入しています。

ID属性で指定した要素の内容を変更する

document.getElementById('対象要素のID名').innerHTML=変更したい内容;()内に文字列で対象要素のID名を記述して対象の要素を指定します。変更したい内容は文字列や数字、変数内の値などを使用します。

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